私ども協同組合ジャパンデザインプロデューサーズユニオン(JDPU)は1974年に産業構造の転換期、日本で初めて、デザイナーの組合・大阪デザインオフィスユニオンとして設立されました。
以来30数年、関西デザインオフィスユニオンと活動地域の拡大、名称変更を経ながら、様々な事業主の皆様の、経営、マネジメント、ものづくり、情報伝達へのデザインプロデュース支援活動を業務として行なってきました。
情報変革化、多様な生活環境の変化の流れの中、2009年には実情業務内容にふさわしいジャパンデザインプロデューサーズユニオンと名称を変更、デザインプロデューサーの資格認定制度を導入、これからの日本の進むべき道、企業活動のあり方、そのための人材育成などにデザインプロデュースという視点を活用してより社会のニーズに対応できる支援活動体制を立ち上げました。

「たらちねNIPPON」感学講座は、ユニオンとしての自主運営プロジェクトの一つです。
今までの業務経験、生活体感を通じて、明日を生き抜く創造性や感性を生かすためには人間のdoing(私のできること、持っているもの:能力、財産、美しさ、健康など=不安定なもの)に価値を置くこと以上に、being(私の存在そのものの価値)をも理解、イメージできるようになることがとても重要、かつ必要であると知りました。
すでにそれぞれのお立場で人材育成に取り組み、成果をあげておられる教育機関や指導者も少なくないと思います。
「たらちねNIPPON」感学講座は知識やスキルを磨くだけでなく、自らの人間性を磨くことのできる集いの「時」、参加した人が共に感じて学べる「場」を創りたいと考えています。
受講を通じて「たらちねNIPPON」の思いを感受していただくことは勿論、「次は私が講師をやってみたい」と名乗り出てくださる方や、感学プロジェクトを支援してくださる方とのイベントコラボレーションや素敵な出会いも期待しております。

JDPU感学京都プロジェクト「たらちねNIPPON」感学講座
代表(JDPU京都支部長) 廣瀬 滋